特定名称酒について

特定名称酒について

2025年6月10日UCHIDASO

特定名称酒ってなに?

日本酒の種類、実はちゃんとルールがあるんです。

日本酒にはいろんなタイプがありますが、ざっくり分けると「特定名称酒」と「普通酒」の2つがあります。

「特定名称酒」は、原材料や製法にちゃんとした基準がある日本酒のこと。いわば“ちゃんと作られた日本酒”。

 

日本酒の8つのタイプ(特定名称酒の分類)

特定名称酒は、使っている材料(特に米とアルコール)と、**どれだけお米を削ったか(=精米歩合)**で、以下の8種類に分けられます。

1. 純米酒
お米と水だけで作られたお酒。しっかりした味、料理に合うタイプ。

2. 本醸造酒
少しだけ醸造アルコールを加えてスッキリとした飲み口。冷やしても温めてもOK。

3. 特別純米酒
「純米酒」よりちょっと特別。精米歩合が高かったり、特別な製法だったりします。

4. 特別本醸造酒
「本醸造」と同じくスッキリタイプだけど、ちょっと手間がかかってる“特別版”。

5. 吟醸酒
精米歩合60%以下のお酒。フルーティーな香りが特徴。軽めの飲み口。冷やして楽しむのが◎。

6. 純米吟醸酒
精米歩合60%以下のお酒。吟醸の香りと、純米のしっかり感。バランスが良く、海外の人にも人気。

7. 大吟醸酒
精米歩合50%以下のお酒。お米をたっぷり削って作られる、香り高く繊細なタイプ。ちょっと高級感あり。

8. 純米大吟醸酒
精米歩合50%以下のお酒。日本酒のハイエンド。華やかな香り、なめらかな口当たり。特別な日に。

 

精米歩合って?

精米歩合とは、「お米をどれだけ削ったか」を示す数字です。

70% → お米の外側30%を削った

50% → 半分削った!

削るほど雑味が減って、香りが華やかになるけど、そのぶん手間もコストもかかります。

香りと味のざっくり分類
日本酒は、大きく分けて以下の2タイプで楽しめます:

香り系:大吟醸、吟醸 → フルーティーで華やか。ワイングラスで飲むのもアリ。

味わい系:純米酒、本醸造 → コクや旨みがあって、料理と一緒に楽しむのにぴったり。

 

どう選べばいいの?

初心者さんにおすすめの選び方:

フルーティーなのが好き → 吟醸系

食事と一緒に楽しみたい → 純米系

あったかいお酒に挑戦したい → 本醸造や純米酒を燗で

プレゼントや特別な日に → 純米大吟醸

わからなくても大丈夫!お店の人に「甘めが好き」「スッキリしたのがいい」など、気軽に伝えてみましょう。

 

まとめ
特定名称酒は、日本酒の“中身”でちゃんと分類された、お墨付きの日本酒。
違いがわかるようになると、選ぶのがもっと楽しくなりますよ!

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